オーバーシュートなどの専門用語の意味

分かりにくい言葉ばかりですが、専門用語なので仕方のないところです。
河野防衛大臣が簡略化した日本語に呼称を変えようと言っていますが、ちょっと省略しすぎて勘違いを引き起こしそうです。


①クラスター:「小規模の感染者集団」を表します。これは英語のcluster(集団)から来ています。

クラスター爆弾というものをご存知でしょうか。
親爆弾の中に子爆弾を数百個入れ、地上付近でばらまく爆弾です。
明らかに対人用の兵器です。
非人道的ということで、各国とも、使用制限に向けて動いています。

これだとイメージしやすいでしょう。
一つひとつの子爆弾が感染者、というわけです。

このクラスターを追跡することに専門家たちは躍起になっていますが、その理由はコロナウイルスの特性です。

インフルエンザは一人ひとりが、それぞれ1-3人程度に2次感染させます。
ところがこのコロナウイルスは、たとえば5人の感染者がいるとして、そのうちの4人は全くといっていいほど2次感染を引き起こしません。
残った1人が、一気に10人程度に感染させるのです。

これが恐ろしい。
クラスターから飛び火して、また別のクラスターが生まれ、そして全国に広がる可能性があります。


②オーバーシュート:「爆発的患者急増」です。英語ではアウトブレイクと呼ばれることが多いようです。これを各国とも恐れています。

このウイルスは感染しても、およそ80%の人は軽症で済みますが、15%は重症化し、残りの5%程度の人はICUが必要になるほどになります。
このウイルスは新型肺炎の名の通り、肺に直接攻撃するタイプですので、ひどくなると人工呼吸器、最悪の場合は人工心肺が必要になります。

人工呼吸器、人工心肺。
そんな大掛かりな設備が、果たして各病院にどれだけあるか。
そう、患者が急激に増えて足らなくなった時、日本は地獄絵図となるのです。

助かるはずの命も助かりません。
肺に水がたまり、息が出来ず、苦しみながら死んでいきます。

武漢などでの致死率が異常に高いのをご存知でしょう。
それはこのオーバーシュートのせいです。
重症患者を治療できず、見殺しにしてしまったのです。

日本では、このオーバーシュートを避けて一気に感染が拡大しないよう、緩やかに感染が広がるように対策を講じているのです。

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